2017.06.19
お待たせしました、新しい柄です。
いわき市も梅雨に入り、晴れたり雨が降ったりと忙しい天気模様が続いています。
畑では5月に蒔いたコットンの発芽率が9割超えと、4年前には信じられなかった数字を叩き出し、すくすくと育っています。
さて、半年ぶりに茶綿手ぬぐいの新柄をリリースいたしました。
※ 左から、「かもめの流れ市松(曇り色)」「和綿の蕾の亀甲つなぎ」「かもめの流れ市松(晴れ色)」
5月の「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト報告会」では一足先にお披露目していたのですが、オンラインでの販売開始までに時間がかかってしまいました。毎度ながら申し訳ありません。
今回は「かもめの流れ市松」という、念願だった動物モチーフの柄を仲間入りすることが出来ました。
実は、はじめはカモメではなくセキレイを推してました。
春先のコットンの畑には、ハクセキレイがよく訪れます。耕運機で畝った土の跡から虫を探し出し、食べながら後を付いてくる姿がとても可愛いのです。
けれども、モチーフとしていまいちパッとしなかったこともあり、いわき市の鳥である「かもめ」が採用しました。笑
色は、晴れ空をイメージした青と、曇り空をイメージしたグレーの二色です。目を凝らすと浮かび上がってくる、さりげないかもめ感がポイントです。個人的なオススメは、シックな雰囲気のグレーです。
「和綿の蕾の亀甲つなぎ」で使用している"エンジ色"は、ずっと前からトライしたかった色でした。けれど、エンジを乗せるデザインアイデアが浮かんで来ず、どうしようかなーと考えあぐねていたところ、「収穫前の畑のつぼみの紅色、すごく素敵ですよね」と、デザイナーの伊藤さんからの一言。身近なところ忘れてました。
エンジもいくつか試し染めをして、少しだけ明るめのエンジ色を選びました。毎度感じることですが、深めの色味は生成りとのコントラストが映えて落ち着きが出ます。生成りならではの相性ですね。
染めをお願いしている職人さんも「はじめは生成り色を扱うの嫌だったんだけど、今では白より味があって染めるの楽しみになってきたね」なんて言ってくれます。コツコツ通ってきて、信頼関係が生まれてきていることも嬉しかったことの一つです。
実際に目で見てから!という方は、東京で月一開催している「みちのくマルシェ」にもどうぞ足をお運び下さい。もちろん、おてんとの事務所でも直販取り扱いありますので、お気軽にどうぞ!
【みちのくマルシェFacebook】
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さて、次の新商品は現在進行中の「手ぬぐいご祝儀袋」ですかね。
ジューンブライドを予定通り見事に逃しましたが、これまた大変なのです...。
恥ずかしのこだわり製作秘話は、また後ほど更新いたします。
(酒井)